今回は株を【売るタイミングをローソク足と移動平均線から見極める第二弾】です‼
株の売るタイミングを見極める事は投資において非常に大切です。大切な反面売るタイミングは買うタイミングよりも多くの方が難しいと感じているはずです。
売りのパターンを覚えて上手く利確、損切りが行えることが投資において非常に大切となります。
今回は売りのパターンの残り二つをご紹介致します‼
③移動平均線が下向きで、ローソク足が移動平均線を上抜けずに反落するタイミング
売りのパターン③移動平均線が下向きで、ローソク足が移動平均線を上抜けずに反落するタイミング
重要なのは移動平均線を上抜けるかどうかです‼
このパターンは移動平均線を上抜けず下降した場合、トレンドの中盤から終盤にかけて大きな下降トレンドに繋がる可能性が高いです。
移動平均線は市場に参加している多くの投資家が意識しているラインです。
そのため、移動平均線にタッチしたら利確の手を入れる投資家が多く存在し売り圧力となります。
移動平均線で反落してしまうと買いの勢いが弱いと判断し売りに転じる投資家や、空売りでエントリーする方が増えるため長期的な下落トレンドを形成しやすくなります。
また、上抜け下抜けと同じくらい重要なのが移動平均線の角度です。
移動平均線の角度が急な下向きであれば売り圧力が強く、やや下向きや横ばいの場合は売り圧力が弱まってることを表します。
そのため、下降トレンド終盤において移動平均線の角度が緩やか、横ばいになった場合はトレンド転換に繋がる可能性があるため買いでのエントリータイミングとなります。
売りのパターン③をチャートで見てみよう‼
それでは実際のチャートで売りのパターン③を見ていきましょう。
下の画像はマイクロ波化学(9227)のチャートになります。
3月の終わりごろに大きく上昇しました。一時25日移動平均線を上抜けるものの、75日移動平均線で頭を打ち反落しました。
このチャートは綺麗に75日移動平均線で反落していることが分かりますね‼反落後は下落トレンドが継続し、75日移動平均線も下向きで推移していることが分かります。
やはり重要になるのは移動平均線の向きです。下向きであれば下落圧力が強く下降しやすい相場であることは覚えておきましょう‼
④移動平均線が上向きで、ローソク足が移動平均線より大きく上に乖離したら売り
売りのパターン④移動平均線が上向きで、ローソク足が移動平均線より大きく上に乖離したら売り
移動平均線は一定期間の株価の推移を表す指標です。
そのため一時的に大きく上昇するなどにより移動平均線から大きく乖離すると、一旦移動平均線近辺まで下落し調整する可能性が高いです。
一時的な上昇の場合、一度調整を行ってから再度上昇トレンドを形成する形が多いため、一度利確の手を入れておく作戦です。
また、信用取引が出来る方であれば、大きく上昇し移動平均線から大きく離れたタイミングがエントリーのタイミングとなります。
流れの例としては…
→①株価が大きく上昇
→②小幅に下落し調整を挟む
→③移動平均線が上昇してきてローソク足に近づく
→④移動平均線近辺で反発し再び上昇トレンド継続
売りのパターン④をチャートで見てみよう
下の画像は川崎汽船(9107)の週足チャートです。
川崎汽船は2021年の5月から2022年8月頃まで円安が進行したこともあり、長い上昇トレンドを形成しました。
移動平均線の向きを見てみると5日、25日、75日いずれも上を向いており、強い上昇トレンドであることがわかります。
上昇トレンドが継続する中で4か所ほどローソク足が5日移動平均線を大きく上抜けています。上抜け後いずれも下落していることが分かります。
この大きく移動平均線から乖離したタイミングが売り時です。
一旦利益確定の売りを入れておきましょう。強い上昇トレンドであるため安いところで再び買い戻しを入れれば利益を伸ばしていけます。
株を買うタイミングについては以前の記事で紹介してますので是非ご覧下さい。
また、この大きな下落が入る時は5日と25日が大きく乖離したところで調整として下落が入る場合が多いです。そのため移動平均線ごとの離れ具合もよく見ておきましょう。
まとめ
皆様いかがでしたでしょうか?
今回お伝えしたい株を売るタイミングは
③移動平均線が下向きで、ローソク足が移動平均線を上抜けずに反落するタイミング
④移動平均線が上向きで、ローソク足が移動平均線より大きく上に乖離したら売り
この2点が非常に重要です‼
前回の記事でご紹介した売りのパターンと合わせて4つ株を売るタイミングをご紹介致しました‼
是非この4つのパターンを使いこなし株で利益を出せるように頑張っていきましょう‼
最後までご覧いただきありがとうございました。
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